虫歯の初期治療について

エアーアブレージョン治療

エアーアブレーションはごく初期の虫歯治療法です。
研磨剤を高圧で患部に吹きつけることで虫歯を優しく取り除いていきます。
不必要に健全な歯を削ることなく、処置ができます。また、ドリルと違って、歯が欠けることもありません。
最大のメリットは無痛で治療ができることです。

CPP-ACPの効果

歯科学会で世界的に注目されている物質はCPP-ACPです。リカルデントガムに配合されている成分ですね。
これはフッ素と同じく歯の再石灰化を促進するものです。
マウスピースなどのこのペーストを入れ、就寝時に装着することで初期虫歯が改善されるのだそうです。
まだ認可は降りていませんが、一般化するのは目前なのだそうです。

フッ素でできることとできないこと

フッ素は歯の再石灰化能力を高めるので初期の虫歯には有効と言えます。
しかし、すでに穴が空いていたり、痛みが出てきているような虫歯はフッ素だけで治ることは絶対にありません。
フッ素は、虫歯の予防と初期の虫歯の進行抑制に対してのみ有効なのです。
進行した虫歯がある場合には、出来るだけ早く歯科医院での治療をおすすめします。

自然治癒と脱灰予防

虫歯は自然には治らないから、早期発見、早期治療が大事といいますが、これは本当でしょうか?
歯みがきのあとに、表面をよく乾燥させてみると、根元のあたりが白くなっていることがありませんか。
これが、初期の脱灰病変で、その後の管理次第で、再石灰化により元の透明さをとりもどし治っていくことがあります。
つまり、自然治癒もありえるのです。脱灰を減らし、再石灰化を促すことで、虫歯を予防できそうです。

神経のSOSサイン

痛みがあるのを我慢し、度々訪れる激痛も痛み止めなどでごまかしたりしているうちにいつの間にか痛みがなくなった。
虫歯は治ったんだと勘違いして、そのまま虫歯を放置しておくと、実はもっと恐ろしい事になっているのです。
歯の中には神経が走っています。
初期の虫歯では、冷たいものや、甘いものにしみたりします。
虫歯が進行してくると、熱いものにしみ、ズキズキとした痛みになってきます。
これは生きてる神経が悲鳴を上げて、苦しんでるサインだと思って下さい。
そのサインを無視して放置しておくと、やがて神経は虫歯菌の攻撃に負けて、死んでしまうのです。